永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「リヴィエール」186号 発行所 正岡洋夫 2023年1月15日発行 この詩誌は、十三人の作家で表紙裏の詩を含めて十六篇の詩、五篇のエッセイで構成
詩誌「リヴィエール」186号を読む。
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永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「リヴィエール」186号 発行所 正岡洋夫 2023年1月15日発行 この詩誌は、十三人の作家で表紙裏の詩を含めて十六篇の詩、五篇のエッセイで構成
この長編小説を読んでみよう、そう思ったのは、以前ローザルクセンブルクの所謂「ロシア文学論」(ローザルクセンブルク選集第四巻189頁以下参照)にこの著作が言及されていたからだった。何事もその裏付けを取っておく、私のそんな
死んでから あなたに 愛しているこの気持ちを 伝えることは出来ない だから この歳になって ちょっと恥ずかしいけれど ひょっとして好きになったら 生きてるあいだに 思い切って あなたを愛しています なんて
きのう、一月十三日金曜日午後三時ごろ、以前から一度お会いしましょうと約束していたAさんと阪神芦屋駅前の喫茶店西村でコーヒーを飲みながらおしゃべりをした。 Aさんは芦屋芸術に好意的な人で、自分でも何か書いている、そんな
金槌さえあれば、私の人生なんて粉砕することもたやすい。 君のてのひらは 五月のお花畑のように 花のつぼみを芽ぐもうとしています 君の顔は 九月の宝石箱のように そのまつげは
この本は既に廃坑となっている三池炭鉱のある一時期を回想した、そう言った回想録だ、そういう風に読める本だろう。確かに三井三池炭鉱は一九九七年三月三十日に閉山されているのは周知のとおりである。また、この本は日本の特異な場所
第一章から 遺書 洟をかむと 花紙の真ん中に 鼻が残されていた 第二章から 境 狐の嫁入りの 境を行けば 右半身は 雨に濡れ 左半身は 乾いている
この二年間というもの、何ものかに見つめられている、得体も知れない何ものかに……そんな苛立たしい妄想に悩まされて、わたくしは憔悴した日々を送っていた。殊に深夜から未明にかけて巨大な眼球にじっと凝視され観察されている不安に
正月は終わった 酔っぱらって 倒れた 目は目を見つめ 唇は唇を訪ね たがいの手のひらを探して 足は足を追う そんな束の間だった ここに正夢は消えた これからは 歳末まで 悪夢に悪夢を 月日に刻んで いよいよ深くするのであ
一月一日元旦。午前三時ごろ起床。今年どうしても出版したい作品「えっちゃんの夏」を推敲。午前七時前、我が家を出発。芦屋マリーナへ。おおよそ七分前後、速足で到着。新年の日の出をスマホで撮りました。キレイだった!おめでとう!
「芦屋芸術十六号」を出版します。 「芦屋芸術」はこの三年間、十号から十五号まで、私一人で執筆してきました。私なりの思いがありました。ある程度、その思いは達せられたのではないか。これからは少し考え方を変え、私が好きな人
大空は苺色に色づいてきたではありませんか もうすぐ夜ですねえ あなたとわたくしは てのひらとてのひらをくくりあわせて この空色の箱馬車の黄色い手綱を握りしめ くるくる くるくる 鞭打って お月様のかかった森の向こうへ 妹
恋情よ 恋情よ つのりくるおまえのゆくてを ふみこえて 指は白く 足は白く こころは白く 白くみがかれて いかなる吹雪のめぶこうとも わたくしはあなたのベエゼに近づく ♠ ♥ ♠ ひとたびも
もうすぐそこまで来てるくせに もうすぐやって来そうでやってこない 窓かけの後ろにためらっている 美しい福音のように誤解されがちな恋文を伝えてくるあなた わたしは ひねもす あなたの門の前を行ったり来たり行ったり来たりして
正午から深夜は生成しないように闇の中から真実の呼び声を聴くのは幻視に過ぎない そっと白紙の上の暗黒を消しゴムで消そう ≪思惟は悲しい すべては遊戯である≫ 訪問者は扉を開けて虚無の写実画を見上げた 眼底には静謐な夜が流れ
いまいましいことです! それはいたし方なかった、そんな逃げ口上なんてトテモ許すわけにはいきません。どうです? 仕方なかったなんて、そこがいまいましい! 必然的? 必ずこうなってしまいます! なんだいそりゃ。そう言って許
偶然出会った牧田榮子さんからいただいた文芸誌を読んだ。 「ア・テンポ」第62号 発行所 「ア・テンポ」の会/発行人 玉井洋子/編集人 牧田榮子・内田正美 2022年11月30日発行 構成
牧田榮子さんからこんな文芸誌をいただいた。 「ア・テンポ」第61号 発行所 「ア・テンポ」の会/発行人 玉井洋子/編集人 牧田榮子・内田正美 2022年6月10日発行 この文芸誌は、俳句
公園を歩いていた。 見覚えはなかった。 より正確に言えば、公園に違いないと思いながら歩いていた。 あたりは灰一色だった。 片隅にビールの空きカンがひとつ、転がっていた。 私はそれを拾いあげた。 数歩先にも転がっていた。
現在から過去に向かって、過去といってもそれは半世紀前後かけ離れてしまった場所ではあるが、少年や少女たちが住んでいたその場所をライトで照明して、現在のスクリーンに映像する。そしてその多様性に満ち、余りにも豊かだった世界の
花屋を 出たり 入ったり していた 花を買ってみたが 茎から先はボンヤリ濁って 花ではなく 煙が漂っていた もうなにがなんだかわからなくなって 途方に暮れ 何故か 頂が雲に隠れた六甲山を思い出していた その花束を握りしめ
個人詩誌を毎号新しい味付けを加えながら緻密に作り上げていくのは至難の業である。同人誌の場合、基本的には、各人の書き手にゆだねたその作品群をいかに束ねて編集するかが編集者の肩にかかって来るのだろう。だが、言うまでもなく個
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「現代詩神戸」279号 編集 永井ますみ・今猿人 2022年12月10日発行 二十人の書き手で三十一篇の詩、二篇の追悼文、それから連載小説で組まれ
原口健次さんから詩誌が送られてきた。 寄稿文芸誌「KAIGA」No.121 編集発行人 原口健次/発行所グループ絵画 2022年11月30日発行 この詩誌は四人の書き手が十一篇の作品を発
藤井章子さんからこんな詩集が送られてきた。 「千葉県詩集」第55集 発行人 秋元炯/発行所 千葉県詩人クラブ 2022年11月6日発行 この詩集は109人の参加者がそれぞれ二頁を割り当て
脳の中で たいそうな綱引きが始まっている 紅組は右の脳 白組は左の脳にジッとたたずまいして かたずをのんで待っている ズドン! 脳天からピストルで号令一下 懸命に神経を自分の方へグイグイ引っ張りだした だがいつまでたって
少年の時に見学した工場に いま わたくしは立っている おとうさんに手を引かれて ここで毎日仕事してるんだよ 初めて見学したソーセージ工場 わたくしはまた仕事の都合でここに来た あの時の建物の面影は 破片すら残されていない
彼は 一礼して ふところから蛇を出した みんな 手を打って笑ってくれた ⁇ だが 彼は いきなり 衣装を脱ぎ捨てた 無数の剃刀で作られたベッドの上で 両手に手錠をかけて 裸形を血で飾り あお
山中従子さんから詩誌が送られてきた。 「カルバート」創刊号 発行・編集 樋口武二 2022年12月8日発行 この詩誌は十二名の作家によって、詩作品を中心に評論やエッセイなどで構成されてい
誰が言うともなく アア 貧しいからだ 貧しいから人並みの葬式さえやってやれないのだ 蜜柑箱を囲んだ 五六人の車座から シンミリつぶやく声が漏れている その額縁は まだ子供たちが生まれていなかった頃 妻と北陸地方へ旅行した
このところ寒くなって、彼等はご飯も食べなくなりました。池の中でじっとしています。 けさ、九時前、池から出して甲羅を洗ってやりました。しばらく庭で遊びました。 三十三歳のお年寄り亀は、まったく動こうとはしません。でも
海を見ながら 芦屋浜を歩いていると 六甲山の 夕陽の中から 死別した妻の声が語りかけてくる こちらで生きているものはすべて死体です でも たまには 棺桶からフラフラ 立ち上がって そちらで散歩もします こちらも そちらも
あの森は とても淋しかったから できるだけ早く帰りたかった だから 毛虫のようなものをいっぱい踏んでしまった 足の裏は 緑色の汁で ねちゃねちゃした 浴室で 何度も足を洗った ボクにはそんな思い出もある
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「リヴィエール」185号 発行所 正岡洋夫 2022年11月15日発行 この詩誌は、十四人の作家の詩作品十六篇、そして六篇のエッセイで構成されてい
過日、榎本三知子さんから詩誌「鳥」76号から八冊、まとめて送っていただいた。これが最後の八冊目だった。 詩誌「鳥」第83号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2022年十一月一日発行 &nbs
榎本三知子さんから送っていただいた詩誌を読んだ。 詩誌「鳥」第82号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2022年6月15日発行 さまざまな作品の中で特に私は、諸家みわ子の「ト
榎本三知子さんから送られてきた詩誌を読んだ。 詩誌「鳥」第81号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2021年11月1日発行 全体的に、積み重ねられた歳月を言外ににじませる作品
T君。 ここしばらくご無沙汰しておりましたけれども、その後貴君はいかがお過ごしでしょうか? 元来とても気丈で本質的に楽天家の貴君ならば高らかな哄笑さえ発してこのあさましい手紙を一読されるであろう、小生はそう信じて疑い
榎本三知子さんに送っていただいた詩誌を読んだ。 詩誌「鳥」第80号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2021年5月1日発行 この詩誌は十一名の作家が十六篇の詩を発表し、左記以
公園の片隅に 白いシクラメンが咲いていた 生きていることが とても悲しかった 悲しみの余り もう死んでもいい そう思う時もあった
朝夕、冷え込む日々が続いている。けれど、きょうは朝からすっかり晴れて、きのうより少し暖かい。いつもより時間をずらして九時過ぎから池の掃除を始めた。作業しながら考えていた、来週くらいにこの子たちを冬眠させなきゃいけないな
先月「芦屋芸術」から出版した「フォト詩集 親水公園にて」は、私がブログに発表した作品をまとめたもので、今年の七月二十四日から十月一日まで、四十五篇の言葉と親水公園周辺の写真で構成されている。殊に九月に入ってからはほぼ連
A 会議室は 明かりが消えていたので 頭の上から懐中電灯を照らし 順次 めくっていると 頭骨もはずれて 激論の末 灰皿が飛んでいた B 鼻を どっさり積み込んで 血みどろになった自動車がよろめ
縦5cm 横2cm 高サ3cm ソンナ小箱ノ中ノ暗闇デ 僕等ハ黄色イ棒飴ミタイニ横タワリ 毎日 蓋ヲ見アゲテイル 身悶エシテ…… ……イツモ 身悶エシテ…… ソウダ コンナ小箱ノ中ノ暗闇デ 僕等ハタガイニ一
私は東京を歩いていた。東京、しかしこの言葉はあまりにも広大な地域を指示しているので、いったいどのあたりだったか、それを明らかにしなければ無責任のそしりを免れまい。確かにそうではあるが、田舎者の私には不明だ、そう言い訳す
榎本三知子さんから送っていただいた詩誌を読んだ。 詩誌「鳥」第79号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2020年10月31日発行 この詩誌は十二名の作家の詩作品十五篇、エッセ
われわれは不純物を排除し、極めて純化された環境で実験を繰り返した。その結果、必ず一定の状態が再現するのを確認した。これによって、われわれはかく結論するのをもはや躊躇すまい。すなわち、この婦人患者の頸部はゴム状物質である
ひょっとしたら夢は暗号なのかもしれない。そして、その解読が終わる頃、この世を去っているのかもしれない。言ってみれば、この本は、解読できそうでいて、できない夢、おそらく著者だけが死の瞬間、脳裏にすべての夢が帰郷して、すべ
五月の草原をゆくと ふくらはぎに 草がはえてくる そよそよ そよそよ ふとももにも草がはえて そよめいている やがて腰まわりから 顔のあたりまで すっかりおいしげってきた草を むしりつつ むしりつつ 青空へまき散らしては
河のほとりに立ち 長老が 杖にて河面を打てば 水中から おおぜいの土左衛門が 這いずり出した ◆ 河原にて 長老は天幕を張り 幾千の歳月を数え 幾万の土の器を造った 汝生きよ 天に向かって