芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ザミャーチンの「われら」

 一八八四年にロシアのレベジャーニに生まれたこの作家はボリシェヴィキの革命運動に参加し逮捕された経験を持っている。ツァーリの専制政府打倒の道を歩んでおり、一九一七年のロシア革命後のレーニンを中心としたプロレタリア独裁国家

「芦屋芸術」十二号を出版します!

 「芦屋芸術」12号を今年の三月一日に出版します。収録作品は以下の通りです。     「えっちゃんの夏」   「月首」   「月光と白薔薇と」   「暗中を模索する その2」    「えっちゃんの夏」

トロツキーの「スペイン革命と人民戦線」

 ジョージ・オーウェルは「カタロニア讃歌」の中で、スペイン内戦の際、たまたまポウム(POUM=統一マルキスト労働党)に所属する義勇軍に参加した、そう述べている。また、ポウムの指導者アンドレス・ニンはかつてトロツキーの秘書

ジョージ・オーウェルの「カタロニア讃歌」

 縁というものは不思議なものである。  スペイン人のホルヘ・センプルンの「ブーヘンヴァルトの日曜日」を読んでいて、ペルー人のセサル・バジェホという詩人を初めて知り、先日「セサル・バジェホ全詩集」を読んだ。その中に、詩人の

「えっちゃんの夏」が、出来ました!

 きょう、午前三時前に目覚め、いま、午前五時半頃、「えっちゃんの夏」が出来ました!  この作品の初稿は、私の妻「えっちゃん」が二〇一四年七月十九日の明け方にこの世を去って、十日余りの後、不意にえっちゃんの最後の時間、その