けさ七時半ごろ、亀の池の掃除をしました。途中、小雨がパラつきました。 清掃後、亀と遊びました。白いキキョウの前を得意気に歩いている彼をカメラに収めました。 白いキキョウと 亀と 六月の終わり
月別: 2023年6月
詩誌「座」第75号を読む。
津田文子さんから詩誌が送られてきた。 「座」第75号 発行/座の会 2023年6月1日発行 六人の作者が十篇の詩を発表している。 全体的に静かな味わいのある詩だった。等身大の言葉を語っ
ドッグラン設置会が高島市長と面談しました!
きょう、午前十一時半から芦屋市役所で、高島市長を囲み、長谷議員、われわれドッグラン設置会のメンバー四人、そして役所の担当者二名と面談しました。 まず、私(山下)が嬉しかったのは、芦屋市議会開催中にもかかわらず、高島市
九年目の白いキキョウ
ことしも白いキキョウが咲きました。九年前、この世を去った妻の遺した花です。秋の七草ですが、毎年六月の半ば過ぎには咲き始めます。 けさ、七時半ごろ、写真に収めました。白いキキョウの花言葉は、清楚、従順。つまり、純粋に生
小さい花でいいと思う
そうだ 小さい花でいいと思う 一度だけ あなたの こころのなかで咲いた 紫の あの見えない花でいいと思う
落山泰彦の「石たちの棲む風景」を読む。
私はこの本を書いた著者の作品を既に二冊読んで、ブログにもその感想文を書いている。書名は、「私の青山探訪」と「石を訪ねて三千里」。 このたび読んだ本は「石を訪ねて三千里」と未読ではあるが「石語り 人語り」、この二冊と共
創世記第二章
疲れていた。 しばらく休憩しようと思った。 しばらく、ちょっとだけ、そう思ってから、もう九年の歳月が流れていた。 しかし、まだ疲れは取れなかった。 九年間、何もしないで、ベッドに横たわったまま、目をつむっていたり、じっと
「芦屋芸術十七号」が出来ました!
芦屋芸術十七号が出来ました! 内容は以下の通りです。目次をコピペしました。 contents <招待作品> 幼い子供たちへの手紙 榎本三知子 5 ベッドに横たわると
源泉へ
少年時。私は薄暗くてまるで蜘蛛の巣のように迷路になった酒蔵の谷間をあてどなく彷徨したものである。ある時は曲がりくねった道を背後から何ものかに追いかけられている心地がして、どきどきしながら歩き続けていた。直進しているかと
月光仮面
突然、誰かが扉を叩く。≪遂にやって来たな!≫ 純白の寝台からずり落ちてぼくは床に尻餅をついてしまった。と同時に、パッとズボンが裂けてしまったのであわててコートを引っ掛け、やけっぱちに扉を蹴りあげる。がむしゃらに飛び出した
星の家
月の光の降りそそぐあぱあとの屋根の下 明かるい窓の中から 子供の影絵がうたをうたってきた さっきまで台所のほの白んだ水の底で こつこつまな板を叩きつづけていた手をふと休め どうやらおかあさんは六月の夜にふさわしく しんと
ドングリの木の彼方まで
広い草原のまんなかに大きなドングリがなる木が一本立っていました。まだ二十歳になるかならないか、そんなふたりが連れだって木をよじ登っていきました。風が吹く度、背中の辺りで木の葉がザワザワ騒ぎたてました。風にユサユサ震えて
愛が
わたしのなかに ろ過器がある それは イヤなことをみんなろ過してしまう いい思い出だけを残していく あなたへの愛が ろ過器だった
死んでいく 生きている
蟻が死んでいくように 人間も死んでいく 蟻が生きているように 人間も生きている
詩誌「オリオン」第三十九号を読む。
東川絹子さんから詩誌が送られてきた。 「オリオン」第三十九号 編集人 松川/東川 2023年5月20日発行 この詩誌は、二人の作家の作品で構成されている。 まず、松川紀代の詩作品は八篇
「月刊ココア共和国」2023年4月号を読む。
この詩誌を一通り読んでみた。 「月刊ココア共和国」2023年4月号 発行人/秋亜綺羅 編集人/佐々木貴子 あきは詩書工房 2023年4月1日発行 前半は、この詩誌が運営している三つの賞、
落山泰彦の「石を訪ねて三千里」を読む。
私はこの作者の著書「私の青山探訪」を読み、今年の二月二十二日、芦屋芸術のブログにその読書感想文を書いた。 このたび、同じ著者からいただいたこの本を読んだ。 「石を訪ねて三千里」 落山泰彦著 澪標 20
「現代詩神戸」281号を読む。
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「現代詩神戸」281号 編集 永井ますみ/今猿人/神仙寺妙 2023年6月10日発行 一通り読んだ。さまざまな人が自分だけの独自な作品を発表してい
六月 きょうも歩いていた
今まで 長い歳月をかけて 積み重ね 織りあげられたさまざまな言葉が 歩くたびに すべて はがれ落ちてゆく 誰もいない 言葉が絶えた真昼 六月 小雨の中 海辺の音を聴き 公園の樹林を通り抜け また あの花壇へ出た &nbs
「月刊ココア共和国」2022年7月号を読む。
こんな詩誌のページを開いた。 「月刊ココア共和国」2022年7月号 発行人/秋亜綺羅 編集人/佐々木貴子 発行所/あきは詩書工房 2022年7月1日発行 一通り最後まで読んでみた。十代か
チュンチュンたち、そして三十四歳の亀。
台風二号の影響もあるのだろう、きのうは激しい雨に見舞われた。けさは一転、快晴。 チュンチュンたち、私はスズメをこう呼んでいるのだが、朝早くからお待ちかね。カアカア、私はカラスをこう呼んでいるのだが、彼等のために庭に作
花にたずねる
強い雨の中 お昼ごろ 散歩に出る 芦屋浜の沖はけむり 空の灰に混ざり 六甲山は 東から西の果てまで垂れ下がった雨雲に覆われて 公園の木々以外 何も見えない きょうも 散歩の終わりは あの花壇に立っていた 傘
後藤光治個人詩誌「アビラ」14号を読む。
後藤光治さんから詩誌が送られてきた。 後藤光治個人詩誌「アビラ」14号 編集発行/後藤光治 2023年6月1日発行 今号も全体の構成は前号から継続され、それを発展・深化させている。 ま
この花を
もうこの世から消えてしまいたい なぜか そう思う日もあった この花を見ながら *きょうもまた、お昼の散歩の終わりは、総合公園の事務所に近い花壇を歩いていた。六月の初め。十一時ごろ
「鳥」第84号を読む。
榎本三知子さんから詩誌が送られてきた。一通り読んでみた。 「鳥」第84号 編集者 佐倉義信/なす・こういち/元原孝司 2023年5月10日発行 この詩誌は、一九八三年(昭和五十八年)に創