芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ボクのフェイスブックから「東京マザー」

別冊芦屋芸術「東京マザー」が出来ました。 これは僕がこの夏、2ヶ月足らずで書いた作品に僕のワイフがとった写真(ほとんどがケイタイから)を添えて構成したものです。 これからは、雑誌としての「芦屋芸術」、一作家の作品集として

Out of mode

きのう、グリム童話全集第1巻(高橋健二訳、小学館)を読み終えました。 56篇のお話と、1812年刊行された初版本に掲載されたがペローの同名のお話の重複と考えられ、再販以後除外された「長ぐつをはいた雄ねこ」が収録されていま

ボクのフェイスブックから「東京マザー」

11月1日に別冊芦屋芸術で僕の作品「東京マザー」を出版します。 いま、校正が終わりました。 あとは荒井麻美さんに最終の微調整をお願いして、印刷・製本はコーシン出版さんにお願いします。 ご期待ください。  

ボクのフェイスブックから「嵐が丘」

エミリ・ブロンテの「嵐が丘」を読んだ。 周知の通り、1847年、エミリが29歳の時に発表され、その翌年に彼女は他界した。 この本を読んでから、バタイユの「エミリ・ブロンテ」と1933年に描かれたバルテュスの「《嵐が丘》に

ボクのフェイスブックから「ルノワールとフランス絵画の傑作」

昨夕、K子さんからいただいたチケットで兵庫県立美術館の「ルノワールとフランス絵画の傑作」を見た。 ルノワールを中心に、コロー、ミレー、トロワイヨン、ブーダン、モネ、シスレー、ピサロ、マネ、ドガなどが並んでいる。 既に通い

ボクのフェイスブックから「セラフィタ」

昔から読もうと思って読まなかった本、オノレ・ド・バルザックの「セラフィタ」を昨夜読みました。 この本は二重構造になっていて、片面は、「内部の人間の眼には《天国》と《霊》と《地獄》が見える」、この認識を中心とした神秘主義的

ボクのフェイスブックから「パリの憂鬱」

久しぶりに村上菊一郎訳の「パリの憂鬱」(角川文庫)を読んだ。この50篇で構成された小散文詩集の中のボードレール34歳の作品「孤独」に、ラ・ブリュイエールの言葉、「独りでいることのできないという、この大きな不幸!」が引用さ