芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「カード・カレッジ」第1巻を終えて

去年の5月頃だったか、中学三年生から高校二年生くらいまで一緒にロックバンドをやっていた友人<UT>と四十数年ぶりで出会い、もう一度バンドを再結成するか、というわけで、もうとっくの昔にゴミ箱に捨ててしまったので、7月になっ

アンデルセンとボク

アンデルセン童話全集第五巻(高橋健二訳、小学館)を読みました。これでアンデルセン童話全集全五巻156話をすべて読み終えたわけです。訳者の丁寧な解説も含めて、ほとんど以前読んでいたんですが、ふたたびスバラシイ経験をして、た

とうやまりょうこの作品「多生」

この作品は、とうやまりょうこが発行している小説の雑誌「孤帆」<こはん>vol.22(2013年12月1日発行)に掲載されている。ところで、僕は作品を読む前に「多生」という題が少し気になってしまった。 「多生」というのは、