最近、近所の親水中央公園でカラムクドリをよく見かける。公園の北側、中央辺りの枯れた草むらをピョコピョコ跳ねながら移動する。 カラムクドリがいる時は、「きょうは、いるな」、すぐに私は了解する。何故って、おそらく珍鳥なの
月別: 2022年3月
カメさんの朝ご飯。
きのう冬眠から目覚めた私のライフパートナー、イシガメさんは、はやばやと今朝、午前八時ごろ、ご飯を食べました! まあ、ご飯とはいっても、私は生物に関してはまったく音痴で、事実、学生時代、生物の成績は極端に悪かった、とい
カメさんが冬眠からめざめた!
春だというのに、冷たい日が続いていた。きょう、やっと、春らしい春が来た。 私は少し不安だった。この七年余りの間に、妻も金魚も愛犬も愛猫も失った私には、三十三歳のイシガメさんが最後のパートナーだった。カメさんの寿命は二
やれなかった自分が
やりたいことを あるいは やらなければならなかったことを やれなかった自分が 闇を 歩いていた それは 誕生から現在までの さまざまな自分だった それを書いていた
午前一時三十四分
階段を下りると、薄暗いタイル張りの地下街に出た。太い円柱が林立して天井を支えている。 私は円柱の林の奥へ足を入れた。 午前一時三十四分…… 枕もとの近くに置いているスマホで時間を確認し
さまざまな映像の破片が砕け散った
闇が 消えるまで 記憶だけの世界で 遊んでいた そこでは 記憶の破片が さまざまに組み合わされて 昼間とは違った映像界と音響で ひしめきあっていた どす黒い物が 座っていたり 立ってみたり い
「芦屋芸術十四号」を四月十九日に出版します!
「芦屋芸術十四号」を出版します。詳細は以下の通りです。 収録作品 ・「カアカアと、このひとときを」 ・「詩画集 脳の軌跡」 ・「暗中を模索する その3」
「カワラヒワ」を見た!
最近、芦屋浜に近い公園、芦屋市総合運動公園や親水公園辺りに多くのアマチュアカメラマンがやって来る。みんな望遠レンズを装着したカメラや様々な付属品を持って、重装備をしている。我が家とも近接しているので、散歩しているとよく
わからなかった
長い階段を下りていった 下は闇だった 何が存在するのか わからなかった なぜお化け屋敷のようなところへ下りてゆくのか わからなかった
七年の後に 序曲
意識では もう死にたいと思っているのに 無意識は 生きようとしていた *写真は、三月十一日お昼ごろ、芦屋浜から春の海を、スマホで私が撮った。
七年の後に 終曲
孤独になるということは 自分のすべてと向きあうことだった 心に雲が浮かんでいた すべての過去が そのまま 浮かんでいた *写真は、三月八日の午後六時頃、夕日が沈んで暮れなずむ芦屋
七年の後に その43
愛は からだの奥深くに住んでいた 愛は からだと一体になってしまった 愛は いつもからだの奥の方から優しく語りかけてきた そうだ だが それにもまして あなはと愛しあったということは 愛しあったまま あなた
カアカア、その後
カアカアは、基本的には、毎日やって来る。「基本的」と言ったのは、滅多にないことだが、たまに一日姿を見せなくても、必ず翌日には我が家のウッドフェンスの縁に立って、ご飯をオネダリする。 一日に一回しか来ない時もあれば、多
「後藤光治個人詩誌アビラ9号」を読む。
後藤光治さんから詩誌が送られてきた。 「後藤光治個人詩誌アビラ9号」 編集発行 後藤光治 2022年3月1日発行 この詩誌はすべて後藤光治の執筆になるもので、まず、「ロラン語録」、「詩作
七年の後に その42
なぜ えっちゃんは帰ってこないんだ 小雨が降る中 自問自答しながら 私はきょうも芦屋浜を歩いていた 違う えっちゃんは帰ってこないんじゃない 帰りたくても 帰れないんだ 帰ることが出来ないんだ