芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

午前一時三十四分

 階段を下りると、薄暗いタイル張りの地下街に出た。太い円柱が林立して天井を支えている。  私は円柱の林の奥へ足を入れた。    午前一時三十四分……    枕もとの近くに置いているスマホで時間を確認し