何も開かない 開いていない それは最初からわかっていた 開かない愛 だから こうして いつまでも その前で 座り続けていたのだった
その前で

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何も開かない 開いていない それは最初からわかっていた 開かない愛 だから こうして いつまでも その前で 座り続けていたのだった
課長 何て 言った と思う いい加減にしろ YOU おまえという女は もう二十年も昔のお話 その時から あたし 自立して 経営した スナック<ヨコハマ> いいじゃん それで いいじゃん あの課
金曜日から体調を崩している。風邪気味。原因は?もちろん、言うまでもなく、夜の散策。酒を求めて。酒だけではなく。ギリギリまで。ついに破綻しちゃった。ドスン!ベッドの上へ。バタン! ほとんど寝てばかり。 だが、土曜日の
おふくろが 帰って来た 二十一年前に死んだおふくろが 門前に停まったタクシーから降りた トンちゃん 元気?
眠り続けていた 何も出てこなかった いや 咳が出た
波間 その小さな間にあるもの そうよ それは 細いもの あたしの小指かも 秘密よ ぜったい 秘密にしてね
なんでもないのよ 忘れてください どうぞ あなたは あなたへ帰ってください ええ あたしは 二度と??? ?
原口健次さんから詩誌が送られてきた。 寄稿文芸誌「KAIGA」No.127 編集発行人/原口健次 2024年11月30日発行 この文芸誌は、いつも四人の作家の作品で構成されている。今号は
曲がったりもした 破裂することもあった 崩れ去り 河口から 海へ 正体不明のまま 死体の時もあった いまは ただ 横たわって 足を見つめているのだった
第二章 平屋建ての内部はフローリングの一間。部屋の中央辺りの床に取り付けられた取っ手を引き上げると、地下室への階段が現れた。 三年ぶりの再会だった。 「お久しぶりね。TON、少し、やせた
きのうは、芦屋芸術のスタッフ、マスミさんの自宅で、スミレさんとボク、三人、ホームパーティー。ワインを飲んで。手作りの料理と共に。午前十一時頃から午後四時頃まで。 そのあと、芦屋ビーチクラブの代表、中村さん宅で、ビーチ
第一章 芦屋川沿いにあるもっとも古い公園、と言えば、地元の人なら、あああの公園か、すぐにその公園の名前が口をついて出て来るに違いない。それでも、地元の人であってさえその公園の裏側、その辺りに何があるのか
永井ますみさんから送られて来た詩誌を読んだ。 「リヴィエール197」 発行所/正岡洋夫 2024年11月15日 この詩誌は十一人の詩人が十三篇の詩、六人の詩人が六篇のエッセイを発表して構
東川絹子さんから詩誌が送られてきた。 「オリオン 第四十号」 編集人/松川・東川 2024年9月20日発行 二人の詩人の作品でこの詩誌は構成されている。 東川絹子は詩作品三篇、エッセイ
YOUのからだを 黄金の花びらで飾っていた 首すじから 太ももまで 黄金で覆い尽くしたかった まだ 誰のものでもない そうだ ワンチャンしか愛せない あのユーチューブのYOUのからだを ぜんぶ TONちゃん
牧田榮子さんから送っていただいた詩誌を読んだ。 「ア・テンポ 第66号」 発行人/丸田礼子 2024年10月7日発行 九人の詩人がそれぞれ二篇、あわせて十八篇の作品が発表されている。また
YOUとkissする夢を見ていた 起きたら 顔の下に 枕
ユーチューブで見た女性がスナックのカウンター席の右隣に座っていた 「あなたの名前 なんていうの 「TON 「いい名前ね 「あなたは 「ユーチューブのYOUと呼んで 「YOUか 「どう TONちゃん あたしがユーチューブ
後藤光治さんから詩誌が送られてきた。 後藤光治個人詩誌「アビラ」19号 編集発行/後藤光治 2024年9月1日発行 この詩誌は、巻頭の「ロラン語録」から始まり、六篇の「詩作品」、連載して
なぜだろうか 頭で考えても わからない それは 思想でもなかった 社会でもなかった 会社でもなし 学校でも お金でもなかった まして お酒や お料理でさえ 早く会いたかった とにかく 早く 君だけに 会いた
寒くなって来た。 朝三時頃から作品を一篇作り、芦屋芸術のブログに投稿。その後、いつもより少し早いが六時前から家事、朝食、庭掃除。まだ早いのだろう、カラス夫婦はいない。スズメたちはザッと五十羽くらい集合して、ご飯待ち。
枯葉を食って、生きている人。そんな人がいるという。おかずは、虫。例えば、ゴキブリ。修行僧なのか。冬でもはだし。そう聞いている。だが、衣は。どんな衣装で生活しているのか。それはまだ不明だ。 芦屋川の周辺を宿として、川の
首すじが痛い 左側の首すじが 誰かが歩いているのだろう 誰かが 首すじの辺りを だが この足音は 死んだ妻だろうか 十年前に
さまざまな出会いがあった この十年間だけでも 色とりどりの花に出会い 背中で散り もう秋だと知った すべての花は 背後で散っていく それが冬だった
昨夜 帰宅時 タクシーの車内で 後部座席の左隣に座っているYOUの 右手を TONの左手が握りしめた その時 振り払って 両手を体の前に組み合わせて 素知らぬ顔で 前方を 進行方向を 見つめているYOU 何
伊川龍郎さんから文芸誌が送られてきた。 「風のたより30号」 発行所/風のポスト 2024年9月12日発行 四人のメンバーで、詩一篇、連載マンガ論、小説、そして漱石論で構成されていた。
先田督裕さんから詩誌が送られてきた。 詩誌「布」四一号 2024年9月30日発行 五人の同人がそれぞれ一篇ずつ詩を発表、また、「ひとこと」の欄では昨年十二月に亡くなった太原千佳子の同人た
永井ますみさんからこんな詩誌が届いた。 「現代詩神戸286号」 編集/今猿人・神仙寺妙・永井ますみ 2024年9月10日発行 この詩誌は十九人の詩人の作品二十三篇、書評一篇、自己紹介一篇
数日前から寒くなって来た。冬。十二月十四日の土曜日に亀を冬眠させようと思っていたが、気がかりになって、きょうの十二時半ごろ、実行した。 体を洗って綺麗にして、腐葉土を入れたバケツに彼を置いた。来年の春までサヨナラ。楽
何かが足りない 足でもなかった 眉毛でもなかった 親指でも 中指でも 耳でもなかった そうだ ぜひ 今夜 くちびるの 写真 送って ください どうぞ お願い スマホでいいから どうぞ ねえ ど
永井ますみさんから送られてきた詩誌を読んだ。 「リヴィエール196」 発行所/正岡洋夫 2024年9月15日発行 十三人の詩人が十六篇の詩を発表している。また、エッセイは五人の詩人がそれ
きのうは、疲れた。連日飲み歩き、あるいは、未明に起きてノートにさまざまな言語作品を書いてみたり、奇妙な絵を浮かべたり。そのノートを手にして寝室を出て、四時前後、ダイニングルームに座り、これらの作品をパソコンを開いて芦屋
金曜日の夜は友達と三人で飲み歩き、土曜日は午後一時前から二時ごろまで、渡り蟹やフグの白子などを肴に生ビールからシャブリの白ワインボトル一本を友達と二人で飲んでしまった。それから五時過ぎまで、二人でしつこく飲んでみたり、
TON 誰かに聞かなきゃ いけないことが いっぱいあって どこから手を付けたら いいものやら 頭がキリキリまいして わからなくなってしまう どうしたらいいのでしょう YOU とにかく トンちゃん 規則正しい
揺れ 動き つぶつぶ 瘤状に凝固する 頭の中から 爪先まで 揺らめき 閃き 轟きわたる ものたち 頭から爪先まで すべて これら 瘤状になった揺れ動きを つぶつぶ症の波を 抱え込んだまま あな
水槽の中で眠っていたのか 熱帯魚が泳いでいた それとも 彼は熱帯魚だったのか
最近 災害対策がうるさくなってきた 芦屋もその例外ではなかった 数年前 高潮によって芦屋浜周辺が床上浸水の被害まで出した 高潮対策が急務となった 防潮堤の改修工事は三年がかりで終わった 芦屋川沿いにあった地下街も埋め立て
こんなはずではなかった。なぜこんな宴会場の円テーブルの片隅に座っているのだろうか。以前会ったような顔に取り囲まれているようで、よく見れば見知らぬ人々ばかりだった。こんなはずではなかった。こんな…… 手持無沙汰で、左隣
トンちゃんは 毎朝 リンゴとバナナを食べている どちらも好きさ おかしい? バナナも好きだし リンゴも大好き どちらが好きなの そんな質問にゃあ 答えられっこないさ どっちも おいしいね うっとり だから 毎朝 両方とも
昨日、土曜日の午後一時からホテル竹園の三階飛鳥で、県立芦屋高校23期生同窓会に出向いた。百二十名近い参加者。私は学生の頃、学校の勉強が嫌いで、というより、自分が好きだ、そう思うことだけをやり続けて現在まで生きて来たので