きのう、金曜日の夜、この日ごろ日課になってしまったが、いつものスナックのカウンターに座った。もう五十に届いているのだろうか、新しい女性のスタッフが入っていて、ウイスキーの水割りを飲んでは、彼女と二曲、デュエットをした。
月別: 2024年10月
パンを忘れないで
実はつながっているのよ。未明、あの青い光、見たでしょ。あれ、合図なのよ。あなたの中に入っていく……。あの日からずっと、あなたはあたしと一体。十年前に死んだあたしと。ふたつで、ひとつ。わかる? 花が咲いていたの。棺の中
ママ
チリチリチリ チリリン チリチリチリ チリトリン 部屋のあちらこちらから 音が出る 元はといえば新築だったが 二十一年経ってしまった 徐々に解体過程に入ったのか トチチリン チリチリ
デイヴィッド・リンゼイの「憑かれた女」を読む。
こんな長編小説を読んだ。 「憑かれた女」デイヴィッド・リンゼイ著 中村保男訳 サンリオ文庫 1981年4月5日発行 この本には、コリン・ウィルソンの「不思議な天才―デイヴィッド・リンゼイ
愛の果て
おまえ わたしに感謝して欲しい わたしはおまえを何度も殺して たまにはすき焼きにして食い尽くした けれど また この世によみがえらせた もう一度 すき焼きにするために