東川さんから詩誌が送られてきた。 「オリオン」37号 松川紀代・東川絹子編集 2021年8月15日発行 まず、松川紀代の詩作品は五篇。その内、「椿」、「午睡」、「魚の目」、「あと始末」の
月別: 2021年8月
ウオリス・バッジの「世界最古の原典 エジプト死者の書」
この本は翻訳者によると、ウオリス・バッジの「エジプトの死者の書」のうちの最大の特色である「死者のあの世での生活ぶりを描いた部分だけを抜粋し」(本書243頁)、編集したものである。 「世界最古の原典 エジ
スウェーデンボルグの「霊界日記」
最近、再読する本が多い。しかし、再読するにはそれなりの理由があった。 「霊界日記」 スウェーデンボルグ著 高橋和夫訳編 角川文庫 平成十年六月二十五日初版 この本をもう一度読んでみようと
カアカア、お待ちかね!
今朝七時過ぎ、南に面したウッドデッキ側のガラス戸越しにボクは見た、ウッドフェンスに立って懸命に鳴いているカアカアの姿。きのう、久しぶりにやって来たカアカアが、朝早くご挨拶。きょうも、来てくれた! キャットフードの容器を
カアカアが、また、やって来た!
六月の末から姿を見せなかったカアカアが、また、やって来た! 今朝、町内のゴミステーションに生ゴミを出して帰ってくると、我が家のウッドフェン スに、いた! 二ヶ月くらい見かけなくてトテモ心配していたけど、おかわりはな
ヤスパースの「哲学入門」
この本は一九四九年秋、著者六十六歳の時、バーゼル放送局で全十二回にわたって放送されたラジオ講演を一冊の本にしたものである。 「哲学入門」 ヤスパース著 草薙正夫訳 新潮文庫 昭和40年9月10日18刷
脳が崩れる
このところ フラフラする感覚がある ずっと続いている きっと 頭蓋の中で 脳が揺れているのだろう いずれ 崩れる
ヤスパースの「ストリンドベルクとファン・ゴッホ」
このところストリンドベリの作品を少し読んでいるので、さらに一歩進んで、我が家の二階の本箱からこの本を手にして、階段を降り、いつもの指定席、ダイニングテーブルの東南端に座った。頭の右側、東窓の飾り棚には、北から南に向かっ
ストリンドベルクの「父」再読
どこに置いてしまったのか、ここ数日間、一階と二階にある本箱をシラミツブシに探した。最近、この作家の作品を読んでいるので、どうしてもこの作品も読んでおきたかった。薄くて古くてテーブルに放り投げたら崩れそうな半ば解体した文
ストリンドベルグの「歴史の縮図」
ストリンドベリは晩年、神秘主義者になった、そう言われている。この本は、一九〇五年、五十六歳の時に書かれていて、その六年後に彼はこの世を去っているので、晩年の神秘主義の書の代表作と言っていいだろう。 「歴
「リヴィエール177号」を読む。
永井ますみさんから詩誌が贈られてきた。 「リヴィエール177号」 発行所 正岡洋夫 2021年7月15日発行 十七名の詩人の作品と、六名の詩人のエッセイで構成されている。 身辺の出来事
脳が休憩を要求する
不思議な現象だった。原稿を読んではいるが、知覚はしていなかった。目で字面を追ってはいるが、つまり、「あ」は「あ」と認識しているが、脳の外に文字が存在していた。眼球に映像しても、内部までやって来なかった。 この原稿は、