芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

脳が休憩を要求する

 不思議な現象だった。原稿を読んではいるが、知覚はしていなかった。目で字面を追ってはいるが、つまり、「あ」は「あ」と認識しているが、脳の外に文字が存在していた。眼球に映像しても、内部までやって来なかった。  この原稿は、