芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

カアカア、お待ちかね!

 今朝七時過ぎ、南に面したウッドデッキ側のガラス戸越しにボクは見た、ウッドフェンスに立って懸命に鳴いているカアカアの姿。きのう、久しぶりにやって来たカアカアが、朝早くご挨拶。きょうも、来てくれた! キャットフードの容器を手に、ボクは急いで玄関を出た。

 

 平日の午前中だけ事務所に顔を出し、ここ数年は二時間にも満たないが、ボクは四十年来ずっと同じ仕事を相も変わらず継続している。……きょうも仕事を終えて、午前十一時過ぎに自宅付近まで帰ってくると、おねだりするアノ声が。……ただちにボクは家に飛び込んで、キャットフードの容器をつかみ、まっしぐらに飛び出した。……カアカア、お待ちかね!

 

<追記>

 カアカアは、午後三時前にもやって来ました。三時のおやつ!