芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

後藤光治個人詩誌「アビラ」24号を読む。

 後藤光治さんから詩誌が送られてきた。    続・抒情詩篇(「アビラ」24号) 編集発行/後藤光治 2025年12月1日発行    この詩誌は「アビラ」22号の抒情詩篇の続編だった。表紙と裏表紙の帯の

音がしないゴルフ場

 いったい何人でゴルフをラウンドしているのか、皆目見当もつかなかった。山岳コースだった。山頂伝いにゴルフコースは直進を続けた。左右両サイドは断崖絶壁。狭いフェアウェイに差し掛かったら幅二メートルくらいで両サイドにラフはな

詩誌「交野が原」第99号を読む。

 金堀則夫さんから詩誌が送られてきた。    「交野が原」第99号 編集・発行人/金堀則夫 発行所/交野が原発行所 2025年8月10日    すべての作品を読んで、私の好みではあるのだろうが、野崎有

「千葉県詩集」第58集を読む。

 振り返ってみれば、三年前に「芦屋芸術」でお付き合いしている藤井章子さんから「千葉県詩集」第55集を送っていただき、その読書感想文を私は「芦屋芸術」のブログに投稿した。  このブログを読まれていた千葉県にお住いの詩人宮武

亀と冬眠

 きょうは土曜日。通常なら亀の池を掃除している。でも、このところ、寒さが厳しくなり、また、亀もご飯を食べなくなって水の中でじっとしている。  私はバケツに腐葉土を入れ、亀を池から出し、甲羅をスポンジで洗った。オヤスミ。そ

後がない

どうぞ お願い   前を向いて 歩いて 後に退がっちゃ だめ   ずっと ずっとよ このまま   あたしのこと ずっと このまま ずっと 忘れて   オリコウさん 前だけ見て 歩い

詩誌「現代詩神戸」291号を読む。

 永井ますみさんから詩誌が送られてきた。    「現代詩神戸」291号 編集/今猿人・神仙寺妙・永井ますみ 2025年12月10日発行    今号は二十人の執筆者が二十八篇の詩作品を発表、一篇の書評、

孤独者の夜

みんな笑顔で迎えてくれる でも けっして 夢ではない 周りには 知らない人もいっぱいいるが いまのところ なんのトラブルも発生していない   ただ 少し残念なのは 笑顔から 声が出ない 笑い声が聞こえない まし

寄稿文芸誌「KAIGA」No.130を読む。

 原口健次さんからこんな詩誌が送られてきた。    寄稿文芸誌「KAIGA」No.130 編集発行人/原口健次 発行所/グループ絵画 2025年11月30日発行    四人の執筆者が十篇の詩作品を発表

ジャン・ロランの「仮面物語集」を読む。

 鏡の中に別の世界が始まっている。そうじゃないだろうか。ニンゲン、独りでいると、そんな気分になったり、果ては鏡の中に奇妙な妄想を映し出したりしないだろうか。  そんな作品集を読んでみた。    「仮面物語集」