芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

後藤光治個人詩誌「アビラ」24号を読む。

 後藤光治さんから詩誌が送られてきた。

 

 続・抒情詩篇(「アビラ」24号) 編集発行/後藤光治 2025年12月1日発行

 

 この詩誌は「アビラ」22号の抒情詩篇の続編だった。表紙と裏表紙の帯の位置に書かれた二篇を加えて、全体で二十篇の詩作品で構成されている。

 「機関車」や、「青春」、「万奈」、「日々是好日」、「トンボ」以外の詩篇は、基本的には著者の幼少年時代の体験が核になって、長い歳月を経て、言葉によって再生されたのだった。従って、幼少年期が純化され、あえて言ってみれば、神話化されているといっても過言ではないだろう。

 現代詩の衰退を嘆き、抒情の復権のため、著者は筆を一歩先へと走らせているのだった。