芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

創世記第二章

疲れていた。 しばらく休憩しようと思った。 しばらく、ちょっとだけ、そう思ってから、もう九年の歳月が流れていた。 しかし、まだ疲れは取れなかった。 九年間、何もしないで、ベッドに横たわったまま、目をつむっていたり、じっと