芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

星の家

月の光の降りそそぐあぱあとの屋根の下 明かるい窓の中から 子供の影絵がうたをうたってきた さっきまで台所のほの白んだ水の底で こつこつまな板を叩きつづけていた手をふと休め どうやらおかあさんは六月の夜にふさわしく しんと