芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

きょうから、亀さん、冬眠します!

 このところ寒くなって、彼等はご飯も食べなくなりました。池の中でじっとしています。

 けさ、九時前、池から出して甲羅を洗ってやりました。しばらく庭で遊びました。

 三十三歳のお年寄り亀は、まったく動こうとはしません。でも、三歳くらいの迷子亀は、しばらくすると歩き出しました。やはりこの子の飼い主は現れなかったので、これからは私がお父さんになります。

 大きいチリ箱はバケツより深いので、亀の冬眠にはそれを使っています。今年は二つ用意しました。容器の半ばくらいまで腐葉土を入れ、その上に彼等をおきました。来年の三月半ばまでオネンネの時間。

 きっと来年も目覚めてくれる、私はそう信じています。また会おうね、亀たちに約束しました。

 

*今年最後の亀たちの姿をスマホで残しました。サヨナラ。来年の春三月まで。