先日読んだ「一万一千本の鞭」に引き続き、同じ作家のこんな小説を読んだ。おそらく大方の日本で詩作している人には、こんないかがわしい作品は書けないだろう、またあまり読みたくもない。少なくとも私はそう思っているのだが。 &n
アポリネールの「若きドン・ジュアンの冒険」を読む。
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先日読んだ「一万一千本の鞭」に引き続き、同じ作家のこんな小説を読んだ。おそらく大方の日本で詩作している人には、こんないかがわしい作品は書けないだろう、またあまり読みたくもない。少なくとも私はそう思っているのだが。 &n
昨夜は友達と三人で飲んだり食べたり唄ったりして、気が付いたら、きょうの零時半ごろ帰宅していた。 日曜日は、芦屋浜の清掃作業の日。 家事のため少し遅れて、浜に着いたのは八時を過ぎてしまった。 九時まで、雑草を抜いて
もう十月も終わりに近づいているが、曇天の朝、庭掃除をしていると両腕に数カ所、蚊に刺されてしまった。 きょうは土曜日。例の如く亀の池の清掃・水替え作業の折り、夏日の時と同様、体の両サイドに蚊取り線香を置いた。今年は作業
私は過日、ある詩人から私が詩に挿絵を描いて一篇の作品にしている姿勢を批判された。詩は言葉だけで成立するのだと。私は即座に反論したが、それはさておき、おそらく日本の現在の詩の書き手の多くはそういった考え方をしているのでは
カウンターの右隣に座った女性に彼は不思議な魅力を覚えた。 今年になって彼はスナックRへしばしば足を運ぶようになった。これまで一人で飲み歩くことはほとんどなかったのだが。 リカよ、その女性はそんな名前を呟いていた。彫
黒い穴が開いていた。埋めようとしても無駄だった。もはやなすすべはなかった。 致し方ない。彼は現在の自分から過去へ、幼年時代へとイメージをさかのぼり、さまざまな場面の頁を繰り続けた。だがしかし、頭の中心の黒い穴だけは如
この世とは別の世界があるのだろうか えっちゃんに聞いてみよう あるよ 十年前に死んだ妻が言うんだから あるんだな
金曜日の夜からずっと多忙。だから土曜日恒例の亀の池の掃除が出来なくて、やっと今日、月曜日の午後一時ごろから始めた。朝夕はだいぶ涼しくなってきたが、昼間はまだ暑い。作業をしていると背中に汗が溜まって来る。 きょうはなぜ
ゆっくり動いていく。あれは何だ。 砂の液体。砂の粒が結合しないで、それぞれの独立した形を取りながら、しかし一つの固まりになって、液体状に動いている。 一つの固まり。そうは言っても、その固まりの果ては見えない。辺りは
きのうの第三回プレイフルサンドアートイン潮芦屋2024のスタッフとしての活動に引き続き、きょうも朝八時、芦屋浜へ出かけた。毎週日曜日恒例のビーチクリーン活動。 やはりきのうのイベント疲れか、少し集まりは悪かったけれど
この著者の長編小説「憑かれた女」を過日読んだが、今回は同じ著者のこんな長編小説を読んだ。 「アルクトゥールスへの旅」 デイヴィッド・リンゼイ著 中村保男・中村正明訳 サンリオSF文庫 1980年6月1日
きょうの天気予報は雨。確かに天気予報は当たっていました。 それでもたくさんの人が集まって、雨の中、子供たちが中心になって、砂でさまざまな作品を作り、楽しい午前の時間を過ごしました。高島芦屋市長の挨拶もありました。芦屋
眼前に書類が出された。何故か彼は打ちのめされた気持ちがした。一体全体何が書かれているか、強烈な光を浴びてオレンジ色ににじんでいて、解読不能だった。だが何としても解読しなければならなかった。一生をかけても。 もう五十年
「芦屋芸術二十一号」が出来ました! 内容は以下の通りです。 contents <招待作品> イメージの扉 山中従子 5 予感 他三篇
顔面に釘が刺さっていた。一本ではない。日本だ。違う。二本だ。左右の鼻孔に一本ずつ。痛くはなかった。むしろ痒かった。いや、鼻の穴が痒くて、痒み止めに釘を打ち込んだに違いなかった。 もしそうならば、彼は更に思考するのだっ
外見からすると二つの皿に盛られたパスタはどちらもペペロンチーノだった。しかし、よく聞こえなかったが、違った料理名だった。パスタに覆われて見えないが、中には特別に吟味された食材が入っているらしい。いったい何が入っているの
メールが来た。メッセージはない。ただ、少し開いた唇が描いてある。彼は右手の親指と人差指で上唇の中央を、左手の親指と人差指で下唇の中央をつまんで、上下に大きく開いた。中を覗き込んだ。息が出て来た。乳液の匂いがした。 十
昨夜は友人と三人で飲んで居酒屋からいつものスナックへ足を運んだ。私は飲みだすとほとんど何も食べない。体に悪いと言われるが、致し方ない。変更不能の好みだった。午前零時半、帰宅。 朝、七時前に起床。あれこれ家事をこなし、
見知らぬ女性が上から彼を覗き込んでいる。 「あなたは一体誰だ?」 「あたし? あたし?」 年齢は分からない、五十前後か。胸もとを震わせ、髪を振り乱し、唇を歪めて何度も「あたし?」とリフレインしている。まるで女の姿をし
この建物はいつ崩れ始めるかわからなかった。ベランダに置かれている空調の室外機なども汚泥にまみれ、機械というよりむしろ泥人形が立っている、そんな状態だった。 何故彼はこんな事務所に勤務しているのだろう。何故だ? ふとそ
嵐が頭の中を吹き荒れ 気がつくと 静かだった 月が傾いていた
もうおしゃべりなんてよそう あの鳥のさえずりに じっと耳を澄ませてごらん きっと 青空に浮かぶ雲を 帽子にして ふたりの右足は海に濡れている
血が流れていた いや もっと正確に言うと 血が混じっていた いやいや 血みどろだった というのも これからそのわけを話そうと思う 夜の話ではない 暗い 淫らな トラブルでは…… 午後零時ごろのちょっとしたイ
朝夕は秋めいてきたが、真昼はまだ夏の面影を残していた。そんな日曜日。朝八時。芦屋浜の清掃作業が今日もまた始まった。 今年の夏は例年になく暑かった。やっと焦熱地獄が去り、やや涼しく、清掃作業もかなりはかどった。けれど、
きのう、金曜日の夜、この日ごろ日課になってしまったが、いつものスナックのカウンターに座った。もう五十に届いているのだろうか、新しい女性のスタッフが入っていて、ウイスキーの水割りを飲んでは、彼女と二曲、デュエットをした。
実はつながっているのよ。未明、あの青い光、見たでしょ。あれ、合図なのよ。あなたの中に入っていく……。あの日からずっと、あなたはあたしと一体。十年前に死んだあたしと。ふたつで、ひとつ。わかる? 花が咲いていたの。棺の中
チリチリチリ チリリン チリチリチリ チリトリン 部屋のあちらこちらから 音が出る 元はといえば新築だったが 二十一年経ってしまった 徐々に解体過程に入ったのか トチチリン チリチリ
こんな長編小説を読んだ。 「憑かれた女」デイヴィッド・リンゼイ著 中村保男訳 サンリオ文庫 1981年4月5日発行 この本には、コリン・ウィルソンの「不思議な天才―デイヴィッド・リンゼイ
おまえ わたしに感謝して欲しい わたしはおまえを何度も殺して たまにはすき焼きにして食い尽くした けれど また この世によみがえらせた もう一度 すき焼きにするために
よせばいいのにと言ったはずだ。しかし、君は人の助言を一切聞こうとはしない。とっとと失せろ! 出ていけ! こんなふうに怒鳴った瞬間、心の底から快感が込み上げてきた。人を裁く喜び。酒より刺身よりずっと旨い。ここで一発、パシ
先々週は雨、先週は風が強く雨の予報だったので芦屋浜の掃除は休んだ。きょうは曇天だが雨の予報はない。 朝四時に起床。「暮らしの糧」と題した詩と挿絵を芦屋芸術のブログへ投稿。しばらくネットでニュースを見て、六時から家事。
奥では、例えば石も馬も草も指も鴉も女も、すなわちこの世に存在するすべてをたたみ重ねて、保存している。どうやら長い時間をかけて熟成し、ドロドロに溶けあって、さまざまに変形しているではないか。奇妙な仮面、時には蜥蜴状に引き
いつも金曜の夜に遊ぶスナックから零時半ごろ帰宅。今夜はお店の人から深刻な人間関係の話を聴いて、あれこれ長い間オシャベリした余韻を残したままベッドに横たわった。 六時半に起床。家事や朝食、庭掃除、スズメたちやカラス、き
ここは荒廃していた。手をあげるとシャツの袖ぐりが破れた。右足を出して歩こうとするとベルトが外れた。かまわず左足を出したら、ズボンが落ちて両足に絡まり、遊歩道で倒れた。何という荒廃だろう。オイ。笑うな! 貴様だって左手で
なかなかその気になれなかった。そんな時って、誰にでもやって来るんじゃない? どうだろうか? やろうと思っている。絶対やるんだと意気込んでいる、そのくせ、なかなか腰があがらない、あげることが出来ない、そんな時って。
こんな詩集を読んだ。 「その言葉はゴーヤのように」 佐川亜紀著 土曜美術社出版販売 2024年9月1日発行 四章で構成されていて、(Ⅰ)六篇、(Ⅱ)四篇、(Ⅲ)九篇、(Ⅳ)六篇、最後に「
パソコンで遊んでいると、視線の下、キーボード下端と彼の腹部との間のテーブルの上に小さな葡萄型の水滴が零れていた。人差指と中指の先で拭き取って、ふたたびパソコンの画面を見つめ、海外のニュースを興味の趣くままあれこれクリッ
さざ波の音が聞こえる 君のまぼろしが 寄せたり 帰ったりしている 君が海にいる
三十キロくらい入った米袋のような焦げ茶色の物体がガサガサ動き回っている。ひとりでコロコロ転げ回ったり、床から一メートルくらいピョンピョン飛び跳ねながら前後左右見境なく移動したりしている。これは一体何だ。つい声をあげて難
今朝は曇天で、風やや強し。昨夜、少しスナックで飲んだが、早く帰宅した。午後十時半。そそくさとベッドに寝転んだ。だが、午前二時。頭に言葉とイメージが浮かび、ガバッと起き上がるや勉強机に座ってノートに散文詩を書く。また同時
吸うものがいる。というか、それはずっと吸い続けている。唇はあるが、顔はない。だいたいにおいて頭部が存在しない。もちろん胴体や手足なんてどこにも見当たらない。 唇だけがあって、穴はある。直径五センチ余りだが、奥は深そう
時代はすっかり変わってしまった。冬が台風シーズンと呼ばれていた。 まだ十年しかたっていないのに、十日に一度は洪水で、水が引くまでの三日間、トイレの便器も水没。世界の三分の二の地域は水没便所だった。紙はいらなかった。出
当たり前の話だが 心の底は 陽の当たらない場所 いつも黒い絵の具で 宛先のない 手紙を書いている
このまま あの音が消えるまで 横たわっていよう ベッドの上で じっと 音 あたかもあの人の声のような
靴を脱いであがった 狭い廊下だった 壁と壁の間が五十センチ前後か 横を向いて渡った その先だった 宴という場所は とりあえず 右手の人差指と左足の親指が切り落とされた シチューのダシだ みんな どこか無かった 切断されて
こんな長編小説を読んだ。 「氷」 アンナ・カヴァン著 山田和子訳 サンリオ文庫 1985年2月28日発行 この作品の著者は一九〇一年に生まれ、一九六八年にこの世を去っている。二度結婚し二
昨夜は比較的早く帰宅した。午後十時半。左程酔っ払っていない。しかし、今週は負荷の多い週だったので、余程疲れていたのだろう、翌日、朝五時半まで寝てしまった。 パソコンを覗いて、三十分ほど読書。それから家事・朝食。庭掃除
未明 窓ガラスをたたく雨の音で目覚めた ガラスに雨滴が いくすじも たれていた 左肩を下にして 眠っていた よだれがひとすじ くちびるの左端からたれていた 枕が少し湿っていた
愛猫アニーが歩いている。ダークグレーな空間を。そこはおそらく薄暗い廊下なのかもしれないが。 猫トイレの中にうずくまっている。そう思った瞬間、彼女の姿は消えて、猫砂の上に、円形の柔らかい、ほとんどスープ状の排泄物が残さ
「芦屋芸術二十一号」の編集・校正が出来ました。今年の11月1日が発行日です。収録作品は以下の通りです。 contents <招待作品> イメージの扉 山中従子 5 予