芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

木村ミチの詩

僕は木村ミチに以前、といってもかなり昔の話だが、会った記憶がある。大阪のどこかの喫茶店。あいまいな残像が脳裡に浮かんでいる。 さて、「夏の日のあいまいないちにち」(サルトビ24、2007年8月20日発行)を読んでみる。

2010年6月25日カッパドキア

ローマ帝国に迫害されたキリスト者が隠れ住んだ谷。この時代、キリスト者はライオンのエサに過ぎなかった。 ギョレメ。見てはならないもの。 岩窟教会内部のフレスコ画。たとえば、「蛇の教会」の両性具有者オノフォリオス。「暗闇の教

2010年6月23日コンヤにて

コンヤ。パウロが石をもって追われた町。使徒行伝第14章1-7。 「ふたりは、イコ二オムでも同じようにユダヤ人の会堂にはいって語った結果、ユダヤ人やギリシア人が大ぜい信じた」。 「ふたり」は言うまでもなくパウロとバルナバ。

ぶどう酒色の海

2010年6月21日 Geliboluからフェリーでダーダネルス海峡をわたってCanakkaleへ。 ホメロスの「ぶどう酒色の海」。この海を見つめていると、奇妙なことに、ロートレアモンの「老いたる海原」の絶唱がホメロスの

祈禱詩篇が出来ました

僕の新しい作品集が出来ました。 荒井麻美が編集するR-designで編集・発行しました。とにかく出来るだけ格安でやろうとしました。 おそらく詩集としては最低価格に近いと思います。サンプルとして発行しました。 これからもっ

「布」その2

先田督裕さんは1994年12月15日に「空のある東京」という詩集を出しておられます。 「布」27号の先田さんの「人間」「お金は死ねない」を読んでいて、そうだもう一度「空のある東京」を読んでみようと再読三読しました。今回読

「布」その1

先田督裕さんから戴いた同人誌「布」をいま読んでいます。 小網恵子さんの「ぬばたまの」はおそらく枕詞になって「夜」や「夢」のなかへ散らばってゆく。他人との関係が絶たれて無数のぬばたまの実がそこここに散らばって孤立する、そん

芦屋芸術第2号の予定

芦屋芸術第2号は今年の10月1日発行予定です。 新たに山中従子さんの作品が発表されます。 参加ご希望の方は作品を添付して山下徹にお申し出ください。 私ども同人で審査のうえ、ご採用させていただく場合は、ご連絡します。 なお

山中従子が芦屋芸術へ

本日午後1時過ぎ、山中さんと会いました。久しぶりにお会いして、いろいろあれこれ。 結論から言えば、「芦屋芸術」に第2号から参加し今後協力していただきます。 芦屋芸術はまだ生まれたばかりですが、心強いパートナーがこの芦屋ま

松岡祥男の本について

今読み終わった本、おもしろかったので、おすすめです。 書名は「猫々堂主人 情況の最前線へ」。松岡祥男著。 何がおもしろかったのか一言でまとめろ、といわれてもとても無理な話で、おおよそ1990年代から2005年までの情況を

ヌケガラッチ4月13日の唄

ゆきやなぎのはながさいて さくらのはながさいて ゆきやなぎのはながちって さくらのはながちりました ちゅうりっぷがさいて やまぶきがさいて つつじがさいて ぜんぶさいたまま ゆうひだけがおちました もうそのさきはみえませ

祈禱詩篇について

もうすぐ、おそらく6月頃までに、この作品集が発行できると思います。 全部で10篇の作品で構成されています。 奇妙な味のする創作料理です。 ぜひご賞味してください。

「致死量」について

この詩集は1992年10月25日にミッドナイト・プレスから発行されました。9編の作品で構成されています。 今回はその中から詩集と同名の「致死量」という作品をご紹介します。 致死量 一日に二合の飯を食い続けると仮定して、私

「散乱するものの再生」について

この作品集は1996年9月2日にミッドナイト・プレスから発行されました。 この詩集は横書きで書いたため、その当時付き合いしていた詩人連中から痛烈な批判を浴びました。 いわく「せめて縦書きで書いてくださいな。読みづらくてし

作品集「た」について

この作品集は1987年3月1日に発行されたものです。 前著「黙礼」からおおよそ3年が過ぎています。全体は7編で構成されています。 今回はその中で比較的短い「寒冷」という作品をご紹介します。 寒冷 この寒冷の気配はいったい

「黙礼」について

この詩集は1984年5月1日に発行されたもので、既に26年の年月が経っています。 作品は1982年5月から1983年12月までに製作された37篇の詩で構成されています。 今回はその中から「固メラレタモノ」という作品をご紹