芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、駆け出す。

 昨夜は比較的早く帰宅した。午後十時半。左程酔っ払っていない。しかし、今週は負荷の多い週だったので、余程疲れていたのだろう、翌日、朝五時半まで寝てしまった。

 パソコンを覗いて、三十分ほど読書。それから家事・朝食。庭掃除。日課になっているカラスの夫婦とスズメたちに朝ごはん。最後に、土曜日、亀の池の掃除。もう九時前。汗だくになりながら作業を始めた。九月の中旬になっても、この時間なら既に真夏日。近い将来、戦争と灼熱地獄で人類は死滅するのか。そんな物語が頭に浮かんでくる。

 けさは、いつになく亀さんは庭をはしゃぎ回って遊んでいる。姿が見えなくなるような場所へ潜りこむ寸前、逮捕。池を掃除している私の足元に彼をもどす。だが、また、あちこち駆け出して……。

 

*写真は、我が家の前の路上を駆け出した亀。