芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

だったら彼女は生きている……

 昼ではなかった。確か夜だったと思う。あの道を歩いたのは。    商店街ではなかった。公園でもなかった。海鳴りが聞こえていた。だったら、おそらくあの浜辺に近い道を歩いていたのだろうか。そうじゃないだろうか。いや