台風七号の去った朝、落ち葉だらけの庭掃除は一仕事だった。九年前まではワイフとふたりでおしゃべりしながらやっていたので、お遊び程度の作業だった。今は違う。箒で落ち葉を掃きながら、腰がかったるくなると、まるで苦行僧のまなざ
笑顔
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台風七号の去った朝、落ち葉だらけの庭掃除は一仕事だった。九年前まではワイフとふたりでおしゃべりしながらやっていたので、お遊び程度の作業だった。今は違う。箒で落ち葉を掃きながら、腰がかったるくなると、まるで苦行僧のまなざ
きのう、潮岬に上陸した台風七号は私の住んでいる芦屋よりも西、大阪湾を北西に移動して昼過ぎに明石に再上陸した。足の遅い台風だった。時速十五キロの自転車くらいの速度でそのままゆっくり日本海へ向かって北上、兵庫県を縦断。その
何を言っているのか わかりづらかった えっちゃんも 歳をとったのか
午前三時ごろ目覚めた。気になっていた鉢植えのアーモンドを玄関の中へ入れた。 台風七号の影響だろう、外が騒がしい。ゴウゴウと唸ったり、バタバタと叩いたり、ザワザワゆすったりしている。昨夜から一階のシャッターはすべて降ろ
足だけが知っていた 四十三年間 あなたと愛しあってともに歩いたということは 決して平坦ではなかった なだらかな傾斜があった
あなたに何を話そうか 迷っていた ほんとうは 申し訳ない気持ちでいっぱいだった こんなにもたくさん お話したいことがあったのに 立ちすくんでしまった これがわたしのはだかの心だ
日曜日。きょうも、朝八時前に芦屋浜へ出た。クラブの仲間は誰もいない。東側の堤防の階段になった通路に座って、真っ青な空の下、ボンヤリ、芦屋浜を眺めていた。 ボツボツ二、三人の仲間が集まり始めたが、このクラブで知り合って
もっとも大きな謎 いつまでたってもわからない なぜ どうして あなたと愛しあってしまったのか 誰か 教えてくれないか どうしてあなただけを 謎 愛の秘密を 教えて
こちらから 別れなくても いずれ 向こうから 別れてくれる これが 物事の道理だ だから もう 別れ話はよそう ねえ おまえ こんな時間 ムダじゃない
きのうの朝は、我が家の庭掃除などの他に、町内にある二カ所の共用の花壇の水撒きをした。亀の池の掃除も前回からちょうど一週間がたっているので、気になって仕方がない。まあ、仕事から帰って昼過ぎにやればいい、そう自分を納得させ
だから これだけは あなたに伝えておきたかったんだ 最初はね もちろん ひとりぼっちと ひとりぼっちだったけど 愛しあって いつのまにか ふたりぼっちになったりして 憶えてる? そうなんだ お
他でもない 最近 わかったことがある まあ 聞いてくれたまえ さあさ もっとこちらへ あれは手品さ 誰も信じないと思うが…… だったら 種が知りたいだろう 耳を出してごらん 小声でささやくから
片隅のあちらこちらから 煙があがっている だから 片隅から消えていく
えっちゃんを喪ったこの悲しみは ボクの特権だと思う 愛しあったものにあたえられた 特権だと思う ボクがこの世を去れば この特権も消える *写真は、きょうの夕方、芦屋総合公園西端の
きょうもまた、朝の八時に間に合うように真夏の青空の下、芦屋浜へ急いだ。早く来ている人たちは、もう芦屋浜のゴミ拾いの作業を始めている。 リーダーが作業している浜の方へ行って、私は朝の挨拶をした。昨夜飲み会があったそうで
旅行に行くので預かって欲しい、ということで、友達のインコが四羽、七月の二十八日から我が家に住んでいます。おそらく八月の七日頃まで。 四羽のうち二羽を写真に撮りました。手前がカンタ、後方のトマリギにとまっているのがユウ
けさは近所の共用の花壇の水やりをしたため、出勤までの朝は忙しくしていた。だから今日の午後一時頃、炎天下、覚悟を決めて、亀の池を掃除した。週に一度くらいは掃除をして水替えをし、池の中で組み立てられた五個のレンガの島の汚れ
こちらが西だとあなたはいうけれど 太陽も星もない なんの目印もない 灰色の草でぼうぼうと覆われた荒れ地に立ってみれば おのずから笑みを落として わたしはあの方角を指さしたまま こう語った あなたは西だという
原口健次さんから詩誌が送られてきた。 寄稿文芸誌「KAIGA」No123 編集発行人 原口健次/発行所 グループ絵画 2023年7月31日発行 四人の作家で十一篇の詩作品が発表されている
先月から余程のことがない限り、毎週日曜日の午前八時から九時までの一時間、私は「芦屋浜ビーチクラブ」に参加している。言うまでもなく、暑い中、きょうも参加した。もとはといえばこの会のリーダーと飲み友達で、ちょっと俺もやって
たわめられたもののなかから はじけとぶもの ひそやかに みもだえして もくしたまま あなたのゆくすえをあんじて 夜半に めざめ
わたしは、夜ごと、頭の中をさぐりまわっている。すみずみまで。たまには、そこからはみだして、首すじをたどり、はらわたをなめて、足のつまさきまでたずね歩き、足と指のつぶやきを聴いては、じっと耳をすまし、彼等の言葉をノートにつ
三個のうち一個は熟しているという。だが、その一個を見つけるのがなかなか困難だった。男でも女でもたいがいの人は、硬くて青いやつを「これだ!」、飛びついて嬉々としているらしい。もちろん、人それぞれで、その選択肢も有りかな、
砂が落ちていく あちらこちらから しゃあしゃあしゃあしゃあ 音たてながら 落ちていく先は 砂けむりで もうもうとして 見えない 見あげると さまざまなものが 蛇 蝉 蟻 猫 牛
炎の中を歩いている すぐそばを 少年時代によく遊んだ 川が流れている 炎の川が おおぜいの魚やドジョウが燃えながら泳いでいく 蛇が焼き魚を食べている 見れば 蛇は一本の燃える縄だ くねくね身悶えして 引きつ
乳白色の液体がたくさん零れ落ちて それが雲になったり 波になったり あるいは 左右にわかれ ときに 両耳を隠す あたりはまったく静かだ 乳白色の液体は死期を早めんとしている
垂直に切れば 上から下に向かって まっぷたつになって すべては右と左に倒れていく だから 水平に切ればいい あなたは そのまま 重なったまま 切れている 離れている 何度も 切れば 切るほど 見事な多層体
買ったばかりの白い犬が二匹、逃げた。彼等の後ろ姿が地下街へ下りていくのが、見えた。後を追いかけて、あちらこちら探し回った。いままで、地下街にこれだけいろんな店があるなんて、ちっとも知らなかった。 犬に関連する店をしら
頭が透明になる時がある さわさわしている 鳥が鳴いている 頭の中をはりめぐらした小枝にいっぱいとまって 透明な声だ さわさわした声だ
あなたは 束の中から どの一本を抜きとって 吸ってもいい お望みなら しゃぶり続け 恍惚として ぷるぷる 身悶えしてもいい 夏の盛り あたりはみな腐れ果て 驟雨の中 どろどろ 崩れ ねばり べちゃべちゃ 痙
あなたは わたしを とんちゃんと呼んでいた わたしは あなたを えっちゃんと呼んでいた 四十三年間 同じ屋根の下で 毎日 そんな物語が続いていた 九年前 物語は終わった とんちゃ
二十一歳の頃、この本を買って読んでみたが途中で投げ出した記憶がある。手短に言えば、最初は面白かったが、同じような話が続いてもうこれくらいで、そう思って本を閉じたのだろう。 「日本霊異記」 景戒著 板橋倫
あなたの 父や 母は 既にこの世にいない 彼等の記憶から あなたは消えてしまった あなた自身も消えてしまった この世から 九年前に あなたを記憶する人たち 妹たち 友人たち あなたの息子たちで
どうして君の話を聞いたのだろう 聞いてしまったのだろう 聞かなければ このまま 暮らせたのに
眼をとじると 泥沼がみえる わたしが沈むための わたしだけのために 用意された 泥沼が
この世で面倒をみるのは もうわたしひとりしかいない あの世では どうなんだろう
永井ますみさんから詩誌が送られてきた。 「リヴィエール 189」 発行所/正岡洋夫 2923年7月15日発行 この詩誌は、十三人の作者で十七篇の詩、七篇のエッセイで構成されている。 一
昼ご飯を済ませた後、ダイニングの椅子に腰かけたまま、突然、亀の池を洗おうと思い立ち、腰を上げた。 真昼の暑い盛りだが、亀の池は木陰になっていて、帽子を被っていれば四十分前後の作業くらいで熱中症になる心配はない。 「と
芦屋芸術18号を出版します。予定は11月1日ですが、もっと早くなるか、いまからやっていきます。遅くとも年内には出します。 まだ7月です。私は来年の話まで致しません。 *写真は、芦屋総合公園の事務所近くの
午後三時ごろ、突然驟雨がやって来た。一時間くらいで止んで、私が散歩に出た五時過ぎには晴れ間が出ていた。 芦屋浜の堤防沿いから、総合公園の西端、樹間の小道を抜け、運動場の南を歩き、いつものように花壇で花の姿をスマホに収
あなたを知ってから あなたの過去を知ってから この世には もっと広い地図があるのを わたしは教えられた あなたに愛を覚えるほどに
夜の間にすべてを終わらせようとする人は 昼間は晴天でも傘をさして歩いている
伊川龍郎さんからこんな雑誌が送られてきた。 「風のたより」28号 発行所/風のポスト 2023年7月1日発行 一通り読ませていただいた。 五人の作家で、二篇の追悼文、二篇の詩、一篇の小
きのう あなたへのカードに ボクは何か書こうとした 何も書けなかった もう 午前二時四十七分になってしまった
牧田榮子さんから頂いた詩誌を読んだ。 「ア・テンポ」VOL.63号 発行所/「ア・テンポ」の会 2023年6月15日発行 この詩誌は、俳句、詩、連句、詩の批評、連句の解説、これらの作品で
きょうは、暑い日だった。朝九時ごろ、わずらわしい話もあり、また、仕事も従来になく忙しく、終わったのは午前十二時を過ぎていた。いつもは十一時で終わり、十一時半には帰宅しているのだが。そういう意味でも暑い日だった。 昼か
最近、私は介護の仕事をしている友達が出来て、彼女から介護の現場の状況を多少耳にしていた。 そんな折、この本をいただき、強い興味を持って読んだ。 「介護の天気、晴朗なり」 中西徹郎著 澪標 2017年1
けさ七時半ごろ、亀の池の掃除をしました。途中、小雨がパラつきました。 清掃後、亀と遊びました。白いキキョウの前を得意気に歩いている彼をカメラに収めました。 白いキキョウと 亀と 六月の終わり
津田文子さんから詩誌が送られてきた。 「座」第75号 発行/座の会 2023年6月1日発行 六人の作者が十篇の詩を発表している。 全体的に静かな味わいのある詩だった。等身大の言葉を語っ
きょう、午前十一時半から芦屋市役所で、高島市長を囲み、長谷議員、われわれドッグラン設置会のメンバー四人、そして役所の担当者二名と面談しました。 まず、私(山下)が嬉しかったのは、芦屋市議会開催中にもかかわらず、高島市