芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

迷子の亀がやってきた!

 けさ七時ごろから池の掃除を始めた。だいぶ水が冷たくなっている。これからは日に日に冷たくなっていくのだろう。  この日曜日の夕方、ご近所のご夫婦がワンちゃんと散歩している際、道路を歩いている亀を見つけた。顔を合わせばよく

たきぎ

午後三時 この団体は 各自一頭の羊を曳き やぐらの下に結集した やぐらの先端は 雲に隠れている 各自一頭の羊を背負い 天に向かって 順次 梯子をのぼると すっかりたそがれ 夕焼け雲の中に彼等は消えた 深夜になって 闇の空