芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、私に寄りそう。

 冬眠が近づいてきた。もう一か月余りすれば、来年の春まで亀は眠りにつく。  朝七時過ぎから池の掃除をしたが、その間、庭を徘徊している亀の動きもかなり鈍くなっている。しゃがみこんで池を掃除している私の周辺をゆっくりお散歩。

足の夢

ウォークインクローゼットの片隅に 脱ぎ捨てられたまま 八年間 パンプスの中敷きには まだ 足裏の形が    久シブリネ   足をください  ねえ その足をください   その足を もう一度…… &nbs