芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

水鳥のままで

 余程のことがない限り、毎日お昼ごろ、私は散歩に出かけている。だいたい同じ場所を歩いている。芦屋浜を歩きながら海を見つめ、公園から六甲山を仰ぎ、さまざまな思いが去来するのにまかせて歩いている。時折、キャナルパークへも足を

輝く未明

ここ数年 空白の中を歩いている ひたひたしていた足音が絶えた 足が消えた   歩くたび 足の裏の形が ひったりして 凹んでいた   少なくとも 九人の足 十八本の足首  すべてが 消えた