芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

輝く未明

ここ数年

空白の中を歩いている

ひたひたしていた足音が絶えた 足が消えた

 

歩くたび

足の裏の形が

ひったりして 凹んでいた

 

少なくとも

九人の足 十八本の足首 

すべてが 消えた

 

空白だった

まっ白い

もうどこにも足の裏はなかった 凹んでもなかった

 

なぜか 白い とても白い 輝いていた 未明が