芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

契約書を食べる

 きょうもリカは不在だった。  出されたものは、赤茶けた漆塗りのお椀ひとつ。お粥といっても、もう乳白色の汁状で、ご飯の面影は消えていた。すべてのご飯粒が溶解している。きょうの課題は、そんな汁状態の中から、文字を探さなけれ