芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

もう音はいらない。色をください。

やめてください。そんな声がした。どこで? 誰が? いつ、叫んだのか、皆目わからなかったけれど。   細菌、いや、違った、最近、耳が遠くなっているはずなのだが。一メートルくらいしか離れていない人がしゃべっていても