芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

帰路不明

 JR大阪駅のプラットホームを東から西の方に向かって歩いていると、十メートル余り前方にN議員が秘書を二人連れて立っている。こちらを向いて手を振り、笑っている。一人の秘書は左手にワインのボトルを掲げて、左右に振りながら何か