芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

診察室

(博士が語る)  正常値なんてないのではないか。すべては大なり小なり狂っているのではないか。だって、もし正常値があるなら、いつの時代でも同じ正常値、同じ常識だけで生きていけるのであってみれば、人間の世界は苦のない世界、楽