芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

笑顔が張り付いていた

崩れていく もう虫一匹いない チリひとつない 無音で 無抵抗のままで   ことの次第はこうだった…… ……人の形をした 緑色の汁があらわれ やがて紫の泡になり 乳色の薄い膜になって 消えた   あれは