芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

「娘たちの学校」を読む。

 もうずいぶん昔の話になるが、この本をざっと読んだ記憶がある。だが中身はすっかり忘れている。何故か、もう一度読んでみようと思った。    「娘たちの学校」 M・ミオ―&J・ランジュ著 菅原孝雄訳 ペヨト

亀、春の朝。

 けさ八時半ごろから亀の池の掃除をした。冬眠から目覚めて二十四日目。掃除をしている間中、庭で遊んでいたが、動きはかなり良くなっている。また、去年の私を少し思い出したのか、じっと見つめ、ゆっくり近づいてきた。