芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

今年もミニバラは、咲いた。

 妻悦子が永眠してから、今年の春、八回目のミニバラが咲いた。数日前、例年のごとく彼女の骨壺と遺影の前を、二輪で、飾った。

 きょうも、ステキな赤い衣装で着飾って、二人で立っている。