芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ひとつの 別れ

夜の芦屋 小さな繁華街 午前零時過ぎ スナックからの帰り道 ある右手のひらが 彼の右肩に そっと おかれ いつしか 握りしめ でも 振り返らなかった  振り返らず その右手のひらを 背中の方に残し 黙って 歩き続けた 彼