芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

消えた迷路

 最近、余り近づく機会がなかった。いや、そうじゃない。それよりも、もっと正確に表現するならば、あれはめっきり現れなくなった、そんな表現が相応しいのだろう。  いつも扉が閉まったままの文房具店。彼が覚えている限りでも、もう