芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

十二月の鴉

静かに墓場まで行こうと思う そんなとりとめもないことを語りあいながら 十二月の夕暮れ 男は女の肩を抱きしめて歩いていった   屋根の上で 鴉が鳴いた