芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

中へ

前頭葉に 唇が開いていた ここから入れ 彼は そう言った   前頭葉の唇に私の唇を重ね ねっとり たがいの舌を絡み合わせて やがて 私は 中へ導かれた