芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

花屋

花屋を 出たり 入ったり していた 花を買ってみたが 茎から先はボンヤリ濁って 花ではなく 煙が漂っていた もうなにがなんだかわからなくなって 途方に暮れ 何故か 頂が雲に隠れた六甲山を思い出していた その花束を握りしめ