芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

後藤光治の詩集「記憶の杜」を読む。

 現在から過去に向かって、過去といってもそれは半世紀前後かけ離れてしまった場所ではあるが、少年や少女たちが住んでいたその場所をライトで照明して、現在のスクリーンに映像する。そしてその多様性に満ち、余りにも豊かだった世界の