きょうは四月二十六日。日曜日。芦屋ビーチクラブの活動日。ただ、きょうはそれだけじゃなかった。まったく個人的なことで、他愛ない話だが、といって、私にとってはとても大切な日だった。
この日、二十三年前の四月二十六日、私たち、つまり、私とワイフはふたりで現在の住まいに引っ越してきた。おそらく、その生活がそのまま現在まで続いていたならば、取り立てて四月二十六日という日が私の記憶の中で鮮明に刻み付けられることもなかったろう。しかし、十一年後の七月、彼女は他界した。その日から十二年間、私には、今の住居へやって来たあの日が、彼女の姿とともに帰って来るのだった。
そうだった。私の場合、政治や経済などの社会問題はそれ程興味がない。もっとも個人的な事柄がもっとも大切だった。四月二十六日、この日も認知症などがやって来るまで、決して忘却されずはずはなかった。
芦屋浜のゴミを拾ったり雑草を抜いたり、そして四月二十六日に思いを寄せてみたり、ステキな日曜日の朝を迎えていた。
*写真は、四月二十六日朝の芦屋浜。