芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

このまま顔も崩れていくのか

 誰かいたのかもしれない。気配だけはした。  さまざまな顔が脳裏に流れては、消えていた。  だが、この気配は彼等の顔ではなかった。    では、いったい、誰の顔だろうか。見えない顔。だったら、自分の顔じゃないか