芦屋芸術|芸術誌・現代詩・小説

言葉の泥遊び

遊び方も すっかり 変わった

戦後 まもなくに生まれたボクは

毎日 どろんこ遊びをしていた

母は仕事にお出かけ

夕暮れ

帰って来るまで

どろんこになって遊んでた ひとりぼっちで

 

貧しい時代だった ほとんどの人が貧乏生活

仕事も遊びもどろんこ

泥まみれになっても 誰も批判なんてしなかった

そうだ 泥まみれで 生きていて いいじゃん

だって ニンゲン もともと 泥だもん

そじゃないか 泥だらけって ステキじゃん

 

最近

あちらこちら 舗装道路になったりして

清潔をとても大事にしたりして

どろんこを見かけなくなってしまった

しかたないから

ボクは

毎日

言葉を泥にして

こねまわして

遊んでる

やはり ひとりぼっちで