芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

清 位裕美が詩を書き始めた!

 この一月はとてもせわしなく過ぎた。今年の一月は今日、三十一日火曜日でやっと幕を降ろす。

 やることが多くて、ほとんど限界値を生きていた。振り返ってみれば、確かにそうだった。

 概略を書きつらねても、平日は毎日午前中、事務所に出て従来通り仕事をこなし、八年余り前にワイフを失った私はもちろん日々の家事もやっている。芦屋芸術のブログに文章を書き、挿絵や写真を載せ、また、「芦屋芸術十六号」の編集・校正を終え、コーシン出版に印刷・製本のお願いをした。その後、コーシン出版と細部の打ち合わせ。訂正原稿を再送付もしている。十六号は三月一日が出版日である。

 市民運動で芦屋市のドッグラン設置会の活動もやり、私を含めた六名の設置会代表とともに、芦屋市会議員の長谷氏の紹介・立会いのもと、一月十一日、伊藤市長と面談。ドッグラン設置会で集めた約一五五〇名の署名を提出。芦屋にドッグランの設置を強く要望した。市長も快く耳を傾けてくださった。

 こんなうれしいこともあった。芦屋芸術の読者の中から、A・Kさんがやって来た。阪神芦屋駅前の喫茶店西村でお会いし、作品の原稿も読ませていただいた。今までどこの同人誌の活動にも参加していない、ある意味で、他に影響されない、自分の大切な世界をしっかり持っている人だった。その世界を言葉にしていた。私はこの人の作品を芦屋芸術に招待したい、そう思った。

 そのうえ、こんなこともあった。清位裕美が詩を書きだした! 言うまでもなく彼女は芦屋芸術十五号から水墨画家として参加している。勢いがあるのだろう。詩も書いて、おそらく将来、詩と水墨画の詩画集を出したい、そんな強い気持ちがあるのだろう。さっそく私は彼女の詩も読ませていただいた。

 このように、確かにあわただしく一月は去っていく。けれど、芦屋芸術の読者から、清位裕美ばかりか、新たにA・Kも登場して、身辺がにぎやかになってきた。私にとって、スバラシイ一月でもあった。昨夜、フラフラになって、ベッドに寝転がった。

 

*写真は、清位裕美が描いたバラの花。