Sとメールのやりとりをしている間に、時は流れ、芦屋浜に着くのが十分余り遅れてしまった。
まあ、朝からメールと言っても、緊急ではなく、どちらかといえば、とりとめのない話だったが、私はとりとめのない話が好きだった。とりとめのない話って、過去や未来ではなく、ただこの現在だけをいとおしむ話なのかもしれなかった。
それはさておき、日曜日の朝、私はごみを拾いながら、いつもの通り、芦屋浜を歩いていた。歩きながら、西端の芦屋浜と六甲山を撮った。
八月十六日
きょうは
お盆の明け
見えない人たちが
見えない国へ帰っていく
そんな日
送り火ではなかった
ビニール袋片手に
ゴミを拾いながら
わたしは 芦屋浜を歩いていた
無言で 地面を見つめて
*トップの写真は、作業終了後の芦屋ビーチクラブのメンバーたち。

