芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

ある愛の果てに

 吸うものがいる。というか、それはずっと吸い続けている。唇はあるが、顔はない。だいたいにおいて頭部が存在しない。もちろん胴体や手足なんてどこにも見当たらない。  唇だけがあって、穴はある。直径五センチ余りだが、奥は深そう