芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

三日後の未明まで

 七月十六日。  真夏日の炎天下。お昼前に家を出る。いつものように芦屋浜から総合公園をさまよい歩く。  半ば狂っているのか。自分で言うのもなんだが、もうほとんど治癒不能状態なのかもしれなかった。少なくとも、既に常識は崩壊

転生

  〈Ⅰ〉  庭にカラスが遊びに来るようになった。  おとなしく垣根にとまったまま、彼を見つめている。「カアカア」、彼はそう呼びかけてみた。恥ずかしそうにうつむいているかと思うと、また、チョコンと顔をあげてうれしそうに彼