芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀と連休

 家事は終わった。庭掃除のとき、雑草が目につき、あちらこちらそれをむしっていたため、いつもより遅くなってしまった。雨の気配がする中、朝九時前から、予定していた亀の池の清掃に取り掛かった。  余談になるが、きょうは連休の最

卒業

 真っ暗な高速道路を軽乗用車で突っ走っている。夕刻になって冷蔵庫がほとんど空なのに気づき、あわてて晩御飯の食材を求めて彼は飛ばしているに違いなかった。しかしわざわざ真っ暗闇を走る危険を冒して高速道路のサービスエリアを探し