芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

亀、冬眠間近。

 午後一時前から亀の池の掃除を始めた。水が冷たい。  掃除が終わってからしばらく彼と遊んでいた。やはり寒くなって動きがゆっくりしている。次回の水替えか、それともその次か。いずれにせよこの寒さなら十二月十五日前後までには、

後藤光治個人詩誌「アビラ」16号を読む。

 後藤光治さんから詩誌が送られてきた。彼の個人詩誌だが、そして彼ひとりで執筆しているのだが、いつも私は楽しみにしている。ひとりでよくここまでやっているなあ、教えられ、また、励みにもなっている。私も「芦屋芸術」を持続しなけ

小さな暗黒

それは突然流れ出て来た そう言ってよかったと思う 決して夢ではなかった 妄想でも まして冗談でも   開いていた 理由は知れなかった 驚愕したまなざしでそれを覗いていた あなたと二人だけで   奥は見