芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

四つの断章から

 第一章から 遺書   洟をかむと 花紙の真ん中に 鼻が残されていた        第二章から 境   狐の嫁入りの 境を行けば 右半身は 雨に濡れ 左半身は 乾いている