芦屋芸術|同人誌・現代詩・小説

それでも私は亀と遊ぶ

 連夜飲み歩き、午前零時過ぎの帰宅の為、朝遅く六時半の起床。歯磨きから始まり家事全般をつつがなく終える。きょうもまた庭掃除、カラス夫婦とスズメ四十羽、いや、五十羽はいるかもしれない、彼等の朝ごはん。連日の強烈な日照りを思い、庭の散水。もう九時を過ぎている。

 土曜日。恒例の亀の池の掃除。暑い。二日酔い。全身汗まみれ。それでも週に一回はどうしても亀の池の掃除をして、身の回りを綺麗にしてやり、それから、彼と遊びたい。生きることへの執着か。

 土曜日の朝の課題をすべて終了。シャワーを浴び、椅子に座ってこの文章を書き始めて、スマホを見ると、十時四十六分という文字が画面に浮かんでいた。

 

*写真は、我が家の門扉の下を潜り抜け、路上へ向かう亀。